味の素奨学会
概要
鈴木奨学会から財団法人「味の素奨学会」に名称が変わり、平成24年4月1日、公益財団法人の認定をうけ「公益財団法人味の素奨学会」となり、奨学事業のなお一層の充実を目指し活動しています。
前身の鈴木奨学会は、昭和32(1957)年、化学及びこれに関連する学科を専攻する大学生及び大学院生に学費を貸与し、将来社会に貢献し得る科学者を育成し、学術研究の発展に寄与することを目的として、味の素株式会社の創業者一族である三代目鈴木三郎助(当時会長)と味の素株式会社の寄付により設立されました。
設立後ただちに理系の大学生及び大学院生を対象とした貸与奨学金事業を開始し、その後平成3(1991)年から理系の博士課程を終了後、研究生などとして研究に従事するものを対象とした給与奨学金事業を導入しました。
平成17(2005)年、財団名称を「味の素奨学会」に変更するに当たり、日本の発展につながるグローバルに活躍する人材の育成という観点から、新しく在日留学生向け奨学金を開始しました。また、平成22(2010)年には、より日本への留学を促進する渡日前に奨学金を確定できるアセアン5カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム)の留学生を対象とするアセアン留学生向け奨学金を開始しております。
このような活動を通じて、今後とも、将来、社会に貢献し得る人材・科学者を育成し、学術研究の発展に寄与することを目指していきます。
名称 | 公益財団法人味の素奨学会 Ajinomoto Scholarship Foundation |
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-17-11 三栄ビル別館 |
電話番号 | 03-3567-5640 |
FAX番号 | 03-3567-5641 |
役員 | 理事長 白神 浩 理事9名、監事2名、評議員9名 |
事務局 | 常務理事 松岡 弘一 |
設立の趣旨
昭和32年の設立趣意書より
戦後十年、漸く戦争の混乱は終息し、経済の復興も一応の成功を収め、人心も落ちつきを取り戻した今日、わが国は新しい発展期を迎えて躍動を開始している。
しかし、目を外に転じると欧米諸外国の興隆はまことに目覚しいものがあり、中でも原子力の開発をはじめとする科学の発展は、まさに瞠目に価するものがあ る。これら欧米諸外国に伍して躍進せんとするわが国の前途は、必ずしも楽観を許されない。
今日科学が社会の福祉に寄与する比重は極めて大であり、科学の発展なくして社会の繁栄があり得ないのは言を俟たない。これ卓越した科学者の輩出が強く待たれるゆえんである。
しかるに優秀な頭脳を持ち、熾烈な向学心を抱く学生にして経済的事情のため研究を中断し、研究室を去って就職の途につくもの尠しとしない。かかる状態をそのまま放置すれば、世界に誇る傑作した頭脳の出現は期待し得べくもない。
ここに於いて、人材の涸渇を防止し、且つ人材を培養するために鈴木三郎助及びわが国化学工業の一端を担う味の素株式会社の寄付に基く財団法人鈴木奨学会を 設立し、化学及びこれに関連する学科を専攻する大学生及び大学院生に学資を貸与し、その学業を扶け、将来社会に貢献し得る科学者を育成し、学術研究の発展 に微力ながら寄与せんとするものである。
設立代表者 鈴木三郎助
沿革
昭和32(1957)年6月26日 |
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昭和32(1957)年9月 |
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平成03(1991)年4月 |
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平成17(2005)年4月 |
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平成21(2009)年1月 |
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平成23(2011)年7月 |
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平成24(2012)年4月1日 |
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平成28(2016)年3月 |
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平成28(2016)年4月 |
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平成31(2019)年・ 令和元年 |
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