鈴木ナカ記念奨学基金」受給証書授与式

 2020年9月2日、「鈴木ナカ記念奨学基金」受給証書授与式が行われました。第4期生となる今回は3名が対象で、コロナ禍の影響もありオンラインでの授与式となりました。
(内1名(倉本さん)は9月11日に別途実施)


 「鈴木ナカ記念奨学基金」は、2016年3月に、奨学金貸与生の中で大学院(修士・博士課程)を目指す理系女子(リケジョ)を支援する目的で設立されました。基金名にある鈴木ナカは味の素グループの創業者、二代鈴木三郎助の母で、夫である初代鈴木三郎助に先立たれた後、女手一つで3人の子供を養いながら、鈴木家の事業基盤を築いた方です。この、ナカの実家である髙山家の当主で味の素社のOBでもある高山弘三氏より、2015年に味の素奨学会に対して寄付金が贈られました。これを基に、事業運営に努力を惜しまなかったナカの姿勢と偉業を記念して設立されたのがこの基金です。

 授与式では、鈴木理事長より「現在の研究をとことん究めてください。そして多くの理系女子の皆さんが自分の夢を追い続けられるよう、後輩たちにもこの制度を教えてあげてください。」とのお話がありました。各奨学生からは現在の研究内容についての説明と将来の夢や今後の展望について、熱い思いが語られました。

「鈴木ナカ記念奨学基金」を授与された3名の学生